2009年05月26日
蝶理、新人研修を一年に
[人材育成 ]
5月25日付けの日経新聞朝刊11面によると、繊維商社の蝶理が新人研修を一年に延ばすという。
これは、各社ごとに状況が異なっているため、一概に善し悪しを判断することはできない。その会社の新人がおかれている状況や、新人に期待すること、10年後にどのような活躍をして欲しいのか、今経営環境としてどの程度の余裕を持っていられるのか、こういったことによって変わってくるものだろう。
新人研修の期間を延ばすということは、現場で学ぶ、つまりOJTとして学ぶための前提知識としてもっと高いレベルor広い範囲の知識が必要なのか、現場では学べないことをこの時期に学ぶ必要があるかどうかではないだろうか。数あるカードの中で新人研修を一年に延ばすという戦略を取ったということだ。
蝶理では、繊維産地の実習や、繊維以外の収益源の化学品について学ぶのが目的だと言う。これらは、現場ではなかなか体験することは難しいと思う。特に、繊維産地での実習は、一目見ただけで「わかったつもり」になることと、実際に体験することの違いは大きい。仕事をしながらでは深く体験することはできない。現場に配属される前に学ぶことは意義深いのだと思う。
さて、一般にこういった試みを行おうとした際には、「自分のときはこんな悠長なことは言っていられなかった」というようなことが、社内から聞こえるものだと思う。実は、悠長なことを言っていられなかった人が、ある意味でお荷物的になっているから、「新人から変えなくちゃ」となっていることもあるので、本当に何が正解かはわからない。
新人研修を延ばす必要がなく、逆に早く現場に配属した方がよいことも多々ある。
ぜひ、一度担当者の方にお話を聞いてみたいと思う。
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