2008年05月01日
学びの環境をいかに作るのか?
[人材育成 ]
僕が学生時代学んできたのは、教育工学とか、認知心理学とか、学習科学とかいう分野だ。(インストラクショナルデザインもこの一部だと考えている)この分野は、ざっくりと言ってしまえば、「人はいかに学ぶのか」を研究している学問だと言える。
そうした学問をしている人であれば、当然、より良い学びの環境を作りたいと考える人が多い。実際、いろいろな研究会に出たりすると「こうしたい」「ああしたい」という素敵な夢が出てくることが多い。
この際、課題となるのは2つだと思う。
ひとつは、本当により良い学びの環境を作ることができるのか。
もう一つは、それをどうやって理解してもらうのか。
前者は、どれだけ先攻研究を学んできているのかだとか、実験をしてきているのか、具体的な策を持っているのかという極めて本質的な課題。要は、「学習とか教育の研究をしている人の授業なのに、すごくつまらないのですが」てなことが起こらないようにすればOKという話だ。
後者は、そもそもそうした企画にGOサインをもらうという話。つまり、作りだそうとしている学習の環境が、一般人から見てどの程度有意義なものなのかを正統的にプレゼンできるのかという話になる。
ビジネスの世界では常識だが、意思決定者というのは意思決定の権限を持っているのであって、意思決定範囲のすべてを知っている訳ではない。そのため、当然、専門用語は使えないし、使わない方がよい。そうした環境下で意思決定と当然つきまとうリスクを許容してもらうことができるのかが勝負だ。
前者は、もうこれは当たり前だし本当に(長い)重要なことだが、後者からも目を背けてはいけないと思う。たまに、後者を実現するためにアイデアが曲げられてしまったというような話を聞くが、僕はそうは思わない。もっとうまくつきあう必要があるのかなと思っている。
がそれはまた別の話
この人材育成カテゴリの関連記事
« 大量の新人をどう育てるのか? | メイン | 学びの環境をいかに作るのか? 2 »
おすすめ情報
あなたの会社に、人を育てる科学はありますか?
| 企業内人材育成入門 | |
![]() | 中原 淳 (編集), 荒木 淳子, 北村 士朗, 長岡 健, 橋本 諭 ダイヤモンド社 2006-10-20 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
コメント
コメントしてください
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:




RSS