2006年10月18日
学習者のニーズをつかめ
インストラクショナルデザインの第一歩では、ニーズ分析が必要だとされている。ニーズ分析とは、学習者がどのような知識やスキルが必要なのかなどを調査することだ。
こんな当たり前のことを言わないで欲しい。
そんな声が聞こえてきそうだが、このニーズ分析が的確に出来ていると授業や研修、教材の出来は大きく変わってくると思う。逆に、つまらない授業や研修にはこのニーズ分析の視点が欠けていると感じる。
では、何がニーズ分析なのかを考えてみたい。
ここでは、服を買うときをメタファーとしてみる。
世の中にはありとあらゆる服が存在する。Tシャツやスーツ、洋服も和服も各地の民族衣装もある。日本にいれば、ほぼすべてが選び放題だといえよう。では、あなたは服を選ぶときに何を基準にするだろうか。
サイズ
デザイン
色
雰囲気
まあ、その他、色々とあるだろうが、基本はサイズとデザインというようにまとめられると思う。
物がない時代であれば、まず、サイズが合っていることが基本となり、その後デザインを決めただろう。デザインを重視していては、着れるものがなくなってしまうからだ。
しかし、現在では多様な選択肢があるがゆえに、ほとんどの人がデザインを重視してから、服を買うと思う。いくらサイズが合うからといって、熊の柄がプリントされているトレーナーを好んで買う人は限られている。
では、eラーニングや教育においてのニーズ分析においては、ニーズを学習者の何においているのだろうか。
現在のニーズ分析で行われているのは、どうもサイズをあわせるだけの採寸をざっくりとやっているだけという気がするのだが、いかがだろうか。学習者にサイズがぴったりの熊の柄がプリントされたトレーナーが渡されていないだろうか。
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