2006年09月14日
毎年、何万と発売される書籍の中で、1年に1冊か2冊は、次の時代を占うものが必ず存在する。2005年に米国でベストセラーになったトーマス・フリードマンの『フラット化する世界』は、間違いなく2006年のそれの候補となる一冊だろう。
本書では、世界がフラット化していることをグローバリゼーションやITの進歩などを含めた10の理由から説明している。
tokuriki.com 結論から言うと、この本は現在世界で起こっている変化を理解するのに最適であり必須の本だと思います。
誤解を恐れずに言えば、これは広義のWeb2.0 − 社会環境の変化であり経済・文化・政治環境の変化 − を説明した今年最高の本です(たぶん)。変なWeb2.0本を読んで「Web2.0って要はマーケティングか?」とか思うぐらいなら、こいつを見て衝撃を受けてください。2.0世界に今起きていることを考えれば、狭義のWeb2.0なんか小さな話です。
というように、本書が未来を見通すための良書であることを述べたものは多い。
しかし、本書の原題は「The World is Flat(世界は、フラットだ)」である。これからフラットになっていくということを示しているのではなく、既にフラットだということを述べていることに注意が必要だ。
そのフラットしていることを端的に示していると思われるのが、今日紹介する映像でみるフラット化する世界だ。
原書は、日本語版発売の1年前、2005年の4月5日に発売している。原書発売から1ヶ月半後に今日紹介する映像は公開された。公開したのは、MITだ。
MIT World » : The World is Flat
MITの実践しているOCWなどの知のオープン化の一翼を担っていると思われるMIT Worldにて公開されている。講義をそのまま録画した形ではあるが、実際の著者による解説が行われている点でオンリーワンとしての要素を兼ね備えている。
ここで重要なのは、このMITのサイトが世界中すべての人がアクセスすることが出来るということだ。2005年の5月25日以降であれば世界中の人が著者による解説を聞くことが出来る状態にあった。日本語のみでしか知ることが出来ない人と比較すれば(日本語版は2006年5月25日)、ちょうど1年違いが発生している。
このように一部の分野においては既にフラット化している。eラーニングなどはまさにフラットを産む効果があるだろう。それもやはり既に進んでいる。
さあ、フラットな世界を体験してみませんか。
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コメント
1. 投稿者 Tokuriki : 2006年09月15日 01:32[RES]
トーマス・フリードマンって話も上手いんですねー。
良い映像を教えていただきありがとうございました。
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