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人材育成を研究している橋本諭のブログです。eラーニング(e-Learning)や人材育成、インストラクショナルデザインを専門としており、教育工学、学習科学、OJT、ワークプレイスラーニングの研究しています。eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン、企業内人材育成入門を上梓。

2006年06月19日

専門用語禁止ゲーム

[教育全般 ]

ちょっとした研修のゲームを思いついたので

【タイトル】
専門用語禁止ゲーム

【基本的な考え方】
専門用語を使わずに正しく議論を行うゲーム

【ルール】
プレーヤー:4人
審判:数名(奇数)
司会:1人


司会は、ある専門的な内容に関する内容を指定し、プレーヤーは討論を行う。基本的には、ある論題に対し、誰が一番きちんと説明できているか、論点を明らかに出来るのか専門用語を使わずに勝負する。
審判は討論を観察し勝敗を決める。なお、討論中にはプレーヤーの発言の中に意味不明な点(意味不明な用語)があった場合、イエローカードを出し、用語についての説明を受けることが出来る。

またプラスαのルールとして、プレーヤーは、司会の提示するカードから1枚を選択し、自分では見ないようにして頭に貼り付ける。カードには、討論する内容に関連する専門用語が書かれている(NGワード)。
討論の最中に、自分頭に書いてあるNGワードを言ってしまったら負け。

正当に議論し勝ちを目指すもよし、相手にNGワードを言わせるも良し。

最後に審判が投票で勝者を決定する。

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このゲームは、基本的には良くある形をしています。
ただ、専門用語(ジャーゴン)をキーワードにするところがポイントです。

業務を行っていく中では、毎日専門用語を使っています。専門用語を使えるようになることが仕事を覚えることと言い換えても間違いではないほど、毎日使っていると思います。一方で、この専門用語が他分野の人や初心者の人から見たときのとっつきづらさを生んでいると思います。

例えば、A社が発表したMBOについてどう思う? という発言があった場合、金融関係者と人材育成担当者では異なることを意味します。前者は、マネージメントバイアウトですし、後者はマネージメントバイオブジェクティブです。しかし、前者は後者のことをあまり意識せずに使いますし、後者もまたしかりです。つまり、専門用語は相手もわかっていることを前提に会話をしていることになります。

相手がわかっていることを前提に会話をするわけですから、自分も専門用語を使っているという意識を持っていなければ、相手がその用語について知らなかった際、または勘違いをしていた際には会話が成り立たないことになってしまいます。

しかし、その業界にどっぷりつかってしまっていればいるほど、自分がどんな専門用語を使っているのかわからなくなってしまいがちです。

その分野について明るくない人にとって、専門用語を多用されることは「見下されている」か「(お前が入ってくる世界じゃないよ、というように)排除されている」ように感じてしまうものです。これでは、傍から見ると「バカ丸出し」ということになってしまいます。

便利だけれども、危険が漂う専門用語を、あなたは多用しすぎていませんか。

追伸:
一部のコンサルタントや大学教授は、ほとんどゲームにならないと思います。
皆さんのお話は、周りの頭が悪いのではなく、あなたのしゃべり方とその偏屈な頭が悪いのですよ。

投稿者 橋本 諭 : 2006年06月19日 01:19 このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマークへ追加

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