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人材育成を研究している橋本諭のブログです。eラーニング(e-Learning)や人材育成、インストラクショナルデザインを専門としており、教育工学、学習科学、OJT、ワークプレイスラーニングの研究しています。eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン、企業内人材育成入門を上梓。

2006年03月14日

燃え尽き症候群

[日記 ]

最近、「燃え尽きてますよね」といわれる。学生生活も残り3週間あまりとなった今、仕事も終盤に入っている。そのため、確かに燃え尽きている感があることは否めない。

燃え尽き症候群とは、「仕事没頭型人間が課せられた仕事に誠心誠意打ち込み、目標を達成した途端、目標を失うとともに力が尽きてしまうこと」と定義されているそうだ。

修士論文を提出し、修了が決まったことで一定の達成感を得ている。修士課程の大学院生としての最低限の目標は達成したと思う。もちろん、こんなところで満足するつもりはないが、満足してもいいんじゃないかなとささやいてくる自分はいる。

「達成感を得られる仕事がしたい」

一方で、こんなセリフを聞く機会が増えている。就職活動をしている後輩や、就職後何年か経って会社の明暗を見分けられるようになった同年代から語られる。達成感は、やはり気持ちいい。だから辛いことでもチャレンジできるのだと思う。しかし、達成感は、常に向上を目指している人でないと味わえないものだから性質が悪い。今まで出来たことがもう一度できたとしても、達成感は得られないからだ。

現状において、何らかの達成感を得たとすると、次に達成感を得るためには、もっと努力をしなければならないし、もっと成長しなければならない。達成感のみを求めていると、立ち止まったときに訪れるのは燃えつきだ。

燃え尽きてしまう環境としては、以下のような状況があるらしい。


1 職場での心理・対人的ストレス
2 仕事にかかわる知識・技術・行動力の欠如、職場での無力体験
3 過大もしくは過少期待

この状況は、言い換えると達成感を得やすい状況に見えてくる。ある程度、仕事を任せられなければ自分が達成したとは考えにくい。そのため、心理・対人的ストレスは増すといえる。また、成長するためには、知識や技術が欠如しているという状況を経験した上で、努力して追いついていくというプロセスは不可欠だろう。また、「エースだからがんばれ」という過大期待を実現させることや、「お前には期待していないよ」という過小期待を裏切ってやるという反骨心も達成感を得る条件としてはありうる。

つまり、達成感と燃え尽きは、表裏一体の関係ではないだろうか。もし、達成感を得ることを考えているのであれば、いつか燃え尽きてしまうことも考えなければならないのかもしれない。燃え尽きちゃうと、実は何もできなくなってしまうから注意が必要だ。達成感は気持ちいい。でも気持ちいいがゆえに、麻薬のようなものなのかもしれない。

引用URL 燃え尽き症候群-healthクリック

PS:僕はまだ燃え尽きちゃいませんよ。まだスタートラインにも立っていないですから。

投稿者 橋本 諭 : 2006年03月14日 12:26 このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマークへ追加

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