2005年11月19日
大学のIT化は、まだまだ進んでいるとはいえない。しかし、議論すべき箇所はまとまってきているのではないかと思う。
東京工業大学の酒井善則学術国際情報センター長は、「大学の情報基盤には、最先端のものを活用する環境のほかに、eラーニングのように教育に利用するもの、事務処理などに利用するものと3つに分けることができる。これらのすべてをきちっと提供するために多くの労力が取られている」と説明。
このように述べられているように、先端研究、教育、事務に分けられる。そのほかに、過去の知の整理といった4点が考えられるのではないだろうか。
例えば、この4つを大学の知という面のIT化という観点で見れば、事務というのは外れる。もし、大学を知のためにある機関だとすれば、考えるべき点は、先端研究、教育、過去の知の整理ではないだろうか
さて、一方で事務の部分については、大学としての特殊性がどれだけあるのかということになる。もう少し突っ込んだ議論とすれば、大学としての特殊性を鑑みて、どれだけのメリットが大学経営や学生にもたらされるのかという視点から考えればいい。そうすれば、既存の企業が持っているシステムを流用するというのがベターだろう。
こういった議論の場合には、教科書どおり、何がコアコンピタンスになりえるのかを判断し、選択と集中をすることだろう。
選択と集中をしたうえで、何に力を入れるのかは各大学の勝負ポイントになるだろう。一方、事務はより効率的になる方向をベストプラクティス的に探していけばいい。
といっても、これをやるのは権利関係を含め、相当難しいと思いますが…
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