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人材育成を研究している橋本諭のブログです。eラーニング(e-Learning)や人材育成、インストラクショナルデザインを専門としており、教育工学、学習科学、OJT、ワークプレイスラーニングの研究しています。eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン、企業内人材育成入門を上梓。

2005年11月24日

Welcome to Connectivism! † Connectivism

デジタル時代の学習理論と書いてあるけど、これって何? 誰か知っている人いたら教えてください。
elearnspace. Connectivism: A Learning Theory for the Digital Age英語が弱いので、よく理解できません。

投稿者 橋本 諭 : 2005年11月24日 00:46 このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマークへ追加

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コメント

1. 投稿者 Masato : 2005年11月25日 01:51[RES]

紹介いただいた記事からは、従来の学習理論が学習者の内面で起こる現象であるととらえていたのに対して環境に学習が在るといった見立てをしている印象です。その記事でconnectivismの特質を下記8点にまとめていると読めます。
*Learning and knowledge rests in diversity of opinions.
*Learning is a process of connecting specialized nodes or information sources.
*Learning may reside in non-human appliances.
*Capacity to know more is more critical than what is currently known
*Nurturing and maintaining connections is needed to facilitate continual learning.
*Ability to see connections between fields, ideas, and concepts is a core skill.
*Currency (accurate, up-to-date knowledge) is the intent of all connectivist learning activities.
*Decision-making is itself a learning process. Choosing what to learn and the meaning of incoming information is seen through the lens of a shifting reality. While there is a right answer now, it may be wrong tomorrow due to alterations in the information climate affecting the decision.

実務家の立場からは、これらの特質から、constructivistが挙げていると言われている実務への指針を導出できるかどうかが問題ではないかと思います。 たとえばSavery & Duffy 1996 が挙げている原則があります。Savery & Duffy は、いろいろな資料で引用されています。引用しているものの一つKirkley & Kirkley (2005) は 実用向き原則(Savery & Duffy 1996)を抽出して提示しています。これら7つの原則の前に3つの基礎原理があって、理解が環境との相互作用から来る、認知の衝突や当惑が学習への刺激であること、知識の獲得が社会的交渉を通じて進化するといった基本的考え方を示しています。Savery & Duffy による7つの原則はだいたいつぎのような内容です。
(1)全学習活動をより広大な問題に投錨する
(2) 正統的任務をデザインする
(3)任務と学習環境がつぎの条件を満たすようデザインする
学習の達成時点で学習者が要求された機能を果たす環境の持つ複雑さを反映している
(4)学習者にとって課題を自身のものであるとの認識を発達するよう課題をデザインする
(5)学習者に思考することへ挑戦させ、思考を支援することができるように学習環境をデザインする
(6) 可能なる複数見解および可能な複数の文脈に対して考えを検証するよう促す
(7) 学んだ内容と学習のプロセスについて内省することに、機会を提供し、支援する

[1] Kirkley, S. and Kirkley, J. (2005) Creating next generation blended learning environments using mixed reality, video games and simulations. TechTrends, 49(3), pp. 42-53, 89. 
http://www.informationinplace.com/Hot/TechTrends/InformationInPlace-BlendedLearning.pdf

2. 投稿者 hashimoto@トロッコ蜜柑 [TypeKey Profile Page] : 2005年12月01日 20:12[RES]

>>1 Masatoさん

橋本です。

コメントありがとうございます。

このconnectivismというのと、社会的構成主義の話がどうも同じように聞こえます。

違いがよくわかりません。どうなんでしょうか? また、日本でこの理論を唱えている人はいるのでしょうか。

3. 投稿者 Masato : 2005年12月05日 22:13[RES]

中島義明他 「心理学辞典」 有斐閣(1999) によれば「コネクショニズム connectionism は、心や行動を神経回路網の構成と機能によって説明できるとの立場をとり、刺激と反応の関連性を形成するモデルを中心に認知の問題を考えていく立場である」とのことです。 また、Jonassen編 Handbook of Research on Educational Communications and Technology 第2版 に Edan Holland Mory が 29.4 MAJOR MODELS OF FEEDBACK 冒頭に 最近フィードバックモデルにふれた研究でconnectionist model を使ったのがClariana(1999, 2000) であると記述があります。
学習が、インストラクションにより与えられた情報と、学習者の記憶にすでに存在する情報との相互作用によるとの見立て(Ausbel 1968; Bruner, 1990)にふれています。
以上のことを総合すると、ちょうどコンピュータの構成要素の信号経路であるバス、処理装置、記憶装置、制御装置を分解して筐体から中身を出したイメージでローカル・エリア・ネットワークの機構が作られたと見立てるアナロジーのさらにアナロジーで、connectivismは、ヒトの内面に関して着目したconnectionismのモデルを社会的文脈にひっぱり上げて拡張して考えているように見えます。

4. 投稿者 君島浩 : 2005年12月12日 18:18[RES]

社会構成主義は複数の学習者同士の関係であり、こっちの主義は指導項目同士の関係なのが違います。この主義を引用している日本語ウエブは少ないようです。この主義はブログと密接に関係しているようです。ウエブページは1ページの文章とすれば、ブログは段落に相当すると私は思います。ブログを指導項目として、ブログ同士の関係に着目しているのだと思います。

5. 投稿者 hashimoto@トロッコ蜜柑 [TypeKey Profile Page] : 2005年12月14日 19:00[RES]

>>3 Masatoさん
>>4 君島浩さん

ありがとうございます。

私自身は、この理論、なんとなく、すっと入ってこない部分があります。

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