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人材育成を研究している橋本諭のブログです。eラーニング(e-Learning)や人材育成、インストラクショナルデザインを専門としており、教育工学、学習科学、OJT、ワークプレイスラーニングの研究しています。eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン、企業内人材育成入門を上梓。

2005年09月16日

黒板VSコンピュータ

[eラーニング ]

Internet Journey

英国政府が学校へのコンピューター投資に熱意を見せているのとは対照的に、現場の教師は授業にコンピューターよりも教科書を好む傾向が高まりつつあり、教室に不要なテクノロジーを導入するより、伝統的な授業法の方が効果的とする考えを示していることが調査の結果明らかになった。
ブリストル大学の研究チームが行った調査では、教師はコンピューターを扱うスキルはあるものの、授業ではコンピューターを単に板書代わりに使っているケースが多く、伝統的な「黒板と講義」という授業形態がコンピューターにとって代わられることはあり得ないとしているほか、特に人文学系や創作的な教科においては、教科書に基づいた「本来」の学習法に比べ、コンピューターはかえって邪魔な存在と考えていることが分かったという。

今日も今日とて締め切りに追われているので、また後で書きます。今日を乗り切れば休みがやってくる。1ヶ月ぶりに、休みがやってくる。

自分がふがいないばっかりに、完全な休みにはなりませんでした……

さてさて、黒板VSコンピュータというのは、かなり昔から議論されてきたことだと思う。eラーニングが叫ばれてからというもの、このような議論は常に行われてきたし、既に結論は出ているものだと思っていた。

個人的には、この2つを対決軸で語るのは、本質的ではないと思っている。
コンピュータが教育に入っていくのは、何も黒板を駆逐したいわけではない。言い換えれば従来型の教授法を駆逐したいわけではないと思っている。コンピュータが教育に入っていくのは、より良い学習への機会を提供するものではないだろうか。

しかし、現代の事情を考えると、コンピュータを積極的に導入するという姿勢が見たいことも確かだ。
教師がどのような役割を果たすのか?ということを考えた場合、コンピュータがあるのに、それを教育に生かそうとしないのは、今の時代であれば怠慢だと思う。
なぜなら、生徒は否応なしにコンピュータに触れ、コンピュータを使う。人によっては、コンピュータの使用有無によって人生が決まってしまうという人もいるだろう。

そのような世界においては、コンピュータをどうやって生かしていくのかを模索している姿勢を見せることは決して悪いことではないだろうと思っている。

もちろん、現在のコンピュータを用いた教育が、研究や実験という側面があるし、その研究や実験は手段であるのに、目的化してしまうこともある。研究を行う立場としては、この点は肝に銘じなければならないだろう。
「この取り組みは、教育にどんな貢献をするのだろうか」

投稿者 橋本 諭 : 2005年09月16日 14:17 このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマークへ追加

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コメント

1. 投稿者 gogopmp [TypeKey Profile Page] : 2005年09月27日 02:45[RES]

はじめまして!eラーニングについて
卒論を書いているところたどり着きました。
gogopmpと申します。難しいことはわかりませんが、
実際に体験してみて、
eラーニングは、学習モチベーションが下がりやすいと思っています。
形だけの学習で、終了を急ぐゲームのような学習方法が多いように思います。
長期的に続けられ、本当の知識が身につくeラーニングとは?ということ試行錯誤しています。
何か良いお知恵、書籍などありましたら、お教えいただけませんでしょうか。

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