トロッコ蜜柑人材育成研究所トロッコ蜜柑人材育成研究所
〜〜It's time to change me!!〜〜
人材育成を研究している橋本諭のブログです。eラーニング(e-Learning)や人材育成、インストラクショナルデザインを専門としており、教育工学、学習科学、OJT、ワークプレイスラーニングの研究しています。eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン、企業内人材育成入門を上梓。

2005年06月22日

大学教育における産業界ニーズと教育カリキュラムのマッチング度合いの分析結果

[eラーニング ]

大学教育における産業界ニーズと教育カリキュラムのマッチング度合いの分析結果についてが発表された。

大学教育における産業界ニーズと教育カリキュラムのマッチング度合いの分析結果について 報道発表(METI/経済産業省)

発表によると、
産業競争力向上の観点から、理工系の大学教育に対する期待は高まりを示している。

しかしながら、産業界側からは、大学教育が産業界の技術人材養成のニーズに応えていないとの指摘

一方、大学側としては、産業界のニーズが抽象的であり、何ら具体的な教育の方向性を示すものではない

また、産業界は自社に必要な人材を育成するため、社内研修やOJTなどによる人材養成を重視してきたが、近年、不況や国際競争の激化により、即戦力となる人材を求めており、従来のような人材養成は方向転換を迫られつつある。

このような現状認識の下、バイオ、光学、自動車、半導体の業界において産学間のギャップを明らかにしたのが今回の発表。

4分野に共通してプロファイル間のマッチング度合いが低い人材群は、その知識要素が学際的な融合分野に関わる、あるいは対象や方法が異なる複数の学問領域にわたる統合的分野に多い傾向が見られた。また、バイオ、自動車分野においては、特にこれら融合的、統合的分野の人材群において、今後産業ニーズが高まると見込まれており、このような分野においては、大学の授業科目による教育活動と新しい産業ニーズとの間にギャップがある。この点については、大学を取り巻く環境の変化に対応するべく、各大学が自主的に教育内容の改善や充実に向けて取組んでいるものの、産業ニーズとのギャップは今後も拡大する可能性があることが示唆される。

いわゆる科目横断的な授業が求められているということであろう。

なお、結論の一つとして、

産業界も、自らの企業戦略の中で、人材の養成・供給の重要な場である大学との適切な連携・役割分担を行ってこなかったことも要因の一つと考えられる

とあげられているのが、なかなか興味深い。

投稿者 橋本 諭 : 2005年06月22日 15:28 このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマークへ追加

このeラーニングカテゴリの関連記事


« 米国のオープンソースLMS sakai 2.0.0 リリース | メイン | 企業内教育には若きカリスマが必要だ »

おすすめ情報

eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン 紹介ページ

eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザインeラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン
玉木 欽也(監修) 齋藤 裕 松田 岳士 橋本 諭 権藤 俊彦 堀内 淑子 高橋 徹

東京電機大学出版局 2006-05
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

楽天:【eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン】



コメント
コメントしてください




保存しますか?


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL: