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人材育成を研究している橋本諭のブログです。eラーニング(e-Learning)や人材育成、インストラクショナルデザインを専門としており、教育工学、学習科学、OJT、ワークプレイスラーニングの研究しています。eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン、企業内人材育成入門を上梓。

2005年04月12日

大学経営を変える「リアルタイム授業評価システム」

[教育全般 ]

大学経営を変える「リアルタイム授業評価システム」 FROM NRI
ITソリューションフロンティア

携帯サイトでアンケートを実施・回収するもので、「学生の声」を含む授業評価結果を教職員にリアルタイムでフィードバックするシステムである 中略… 従来、学期末に授業アンケートを行い、こうした分析の結果が得られたとしても、次年度以降にならないと改善に着手できなかった。すなわち、従来の運営方法では運用や集計・分析の負荷などから、フィードバックが遅くなるため、実施のタイミングを逃している

このシステムで特徴的なのは、

すなわち、「学生=顧客」「授業=商品」ととらえ、商品(=授業)の売れ筋(=学生ニーズ)を把握し、品揃え(=カリキュラム)の継続的名拡充を行っていくために、「学生の声」に着目した授業評価を行っている。

FD(ファカルティデベロップメント)の一環として、学生に対するアンケートを行っている大学は多い。しかし、そのほとんどは、指摘の通り、学期末に実施することしかできず、LMSを用いている一部の授業以外では、学生にフィードバックを行うことは難しかった。その授業の学生に対し、リアルタイムにフィードバックを行うことは確かに有効だろう。

しかし、現在のほとんどの授業は、設計というものがなされていない。(現在、大学生でシラバスを見て、その授業は何を教え、その結果がどのようなものかを示しているものがいくつあるか探してみればよくわかると思う。)その状態で、この授業は良かった、悪かったという情報を集めてどうなるものなのだろうか? 基本は、授業自身の設計を行った上で、評価をする必要があるのではないだろうか。

また、学生=顧客と捉えるのは、短絡的過ぎるのではないだろうか。顧客の要望に盲目的に答えることは、何もマーケティングではない。イヤだと思っていた授業に出ていることによって、最終的に力がついたというような経験はないだろうか。

ただ、こうしたツールが生まれることで、授業評価に光が当てられば、すばらしい効果である。

投稿者 橋本 諭 : 2005年04月12日 13:39 このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマークへ追加

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