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人材育成を研究している橋本諭のブログです。eラーニング(e-Learning)や人材育成、インストラクショナルデザインを専門としており、教育工学、学習科学、OJT、ワークプレイスラーニングの研究しています。eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン、企業内人材育成入門を上梓。

2004年09月17日

ITSSがもたらす世界

[教育全般 ]

一昨日、ITSSの勉強会に参加した。
ITSSとは、
<ITスキル標準概要>
ITスキル標準(以下単に「スキル標準」という)は、各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標であり、産学におけるITサービス・プロフェッショナルの教育・訓練等に有用な「ものさし」(共通枠組)を提供しようとするものです。


今まで一貫していなかったIT技術者に共通のものさしをつけて比べようというものです。勉強会での議論は、
レベル設定に問題があるのではないか?
職責というくくりは、どうなんだ?
本当に使えるのかという議論があるが、それは言葉尻を捉えているだけではないか?

というところでした。
結論というものが出るものではないですが
ITSSは不完全ながら、初めての試みとして貴重なものだということ。
業界全体がすべて望んでいたものであるという点から考えて、普及するだろう

というようなことでまとまりました。

ITSSユーザー協会: 公開ドキュメントに色々と載っているらしいです。…メモメモ…

また、その後の懇親会では、ITSSによって埋もれていた技術者に光を当てたいということや、技術を評価しない企業は淘汰される可能性があるというような話をきくことができました。また、専門家でない人も、かなり内容を知っていることのようで、そのことも注目されているのだなということを感じたしだいです。

さて、近未来はどのように動くのか、自分なりに考えてみました。

1、真の力が求められる
2、技術者の評価が上がる
3、安定した夢が広がる

というものです。
1、の真の力が求められるという点は、ITSSのレベル5以上というハイレベルには、コミュニケーションやネゴシエーションといったスキルや経験が求められる以上に、業界に貢献したというような指標があるため、社内だけで生きている人間は、このレベルまでいけない。そうなると、業界を発展させる為に努力している人にとっては未来が広がる。逆に言うと、社内の政治だけで生きてきた人間にとっては辛い時代となる。

2、の技術者の評価があがるというのは、ITSSは個人にそのレベルが付与されるため、自らの技術を対外的にアピールすることができる。そのことは、転職がしやすくなることや、引きとめのための賃金アップというようなことが期待できる。

3、今までIT業界の夢というと、ビッグになる、近鉄を買うというような、輝かしいような夢だったのだが、年収○○○○万というような現実的な夢担っていくのではないか。逆に言うと、このスキル標準に乗っかっているだけでは、ビックになることはできないということを示された形になる←あまり輝かしいような夢はでなくなる。

以上のように、まだまだ勉強不足なので、中身はこれから吟味していきたいと思うが、今までITというのはブラックボックスになっていた部分が大きかったがそのブラックボックスがはずされて、白日の下にさらされるのだなということを感じた。
何より、IT業界がこれによって変わっていくのかもしれないということを感じた。

投稿者 橋本 諭 : 2004年09月17日 01:30 このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマークへ追加

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